共感疲労に陥りやすい人とは

介護職は、日々人と接し、相手の気持ちを理解しようとすることが求められる仕事です。しかし、この重要な役割を果たす中で、共感疲労という状態に陥ることがあります。共感疲労になりやすい人には、いくつかの特徴があります。まず、感受性が高い人は共感疲労になりやすいでしょう。相手の感情や状況に敏感に反応するため、その人の痛みや悩みを自分のことのように感じてしまいます。これは相手を思いやる気持ちの表れでもありますが、過剰になると自身に負担が掛かってしまうのです。

次に、完璧主義な人も注意が必要です。介護の現場では、すべてを完璧にこなすことは難しいといえます。しかし、完璧主義の人は、自分が満足できる結果を常に求めるため、思うようにいかないとストレスを感じやすいです。そのストレスが積み重なり、共感疲労に繋がることがあります。さらに、責任感が強い人も共感疲労になりやすい傾向があります。介護職は、大切な命を預かっているという責任感が求められる職種です。責任感が強い人は、利用者やその家族の期待に応えたいと思いすぎるあまり、自分の心身の負担を顧みないことがあります。その結果、自分の疲れやストレスを管理できず、共感疲労を引き起こします。

また、他人を優先する傾向のある人も注意が必要です。自己犠牲を厭わず、他人のために尽くすことに喜びを感じる人は、自分の健康や幸福を後回しにしがちです。これにより、知らず知らずのうちにストレスが溜まり、共感疲労となることがあります。共感疲労を避けるためには、自分の感情やストレスを定期的に見直し、リフレッシュする時間を持つことが大切です。介護職として相手に寄り添うことは素晴らしいことですが、自分自身を労わることも忘れてはいけません。